お金(投資)のこと

所謂 投資を始めたのはかなり遅く、35歳くらいからです。特にこれといったきっかけはなく、SNS上でフォローしている方々の影響だったと思います。

最初に読んだのは 山崎元さんの 「超簡単 お金の運用術 」。当時は証券口座もなく、本当に何もしらないド素人状態で読んだのですが、この本が実に簡潔明瞭でわかりやすく、書かれているとおりをそのまま実行しました。結果、アベノミクスともうまくシンクロし、あっという間にそれなりの利益があがりました。とはいえ本業もそれなりに忙しくこまめに運用するような時間もありませんので、最初の数年はインデックス、ETFといった分散投資系のものを適当に買ってほったらかすという運用スタイルでした。ここ数年はそれに追加して個別株もやりはじめた感じです。その際に読んで同じく書かれていることそのままマネしたのが「うねりチャート底値買い投資術」という本。こちらもほとんどそのまま実践してみてかなりうまくいきました。

これまでの結果については、たまたま時勢がよかった、運がよかったということだとは思うのですが、どの分野でもまずはそのまま真似する、言われたとおりにやってみるというのは重要だと思います。実践してみるとイロイロな発見があり、少しづつ自分なりにアレンジしてみてうまくいったりいかなかったり。そうやって経験知がたまっていきます。投資は初期資金以上に時間が大きな制約事項になりますので、なるべく早いうちに始めて慣れていくのがよいと思います。ここでいう投資は自己投資も含みますが、それはまた別の機会に。ひとまず上記2冊は読んで損なしかと思います。

我々の祖父・父の世代ですと終身雇用、年金は安定、銀行は高金利でしたので、あまりお金や投資について考えずともほとんどの人はそれなりに豊かな老後をイメージできたと思います。今後は、急速な少子化による負担増、グローバル化による競争環境の激化等、平凡な勤め人にはいよいよ厳しい状況になってきています。未来のことは誰にもわからないのでクヨクヨ心配しても仕方がないことではありますが、自分のやれる範囲のことにフォーカスしてコツコツ積み上げていくことでリスクは相応に減らせると実感しています。

参考までに、現在のポートフォリオを紹介してみます。特に意図をもってこうなったわけではなく、5年ほど運用する中でこうなりました。基本的にはアベノミクス、官製相場による上げ相場がつづきましたが、途中何度か下落することはありました。それでも結果としては銀行預金では考えられないほどの利益を得ることができています。

  • 国内株式(50%)…山崎元さんの著書にある「TOPIX連動型上場投資信託 (1306)」と個別株をいくつか。
  • 投資信託(10%)…同じく山崎元さんの著書で触れられている「三井住友TAM-SMT グローバル株式インデックス・オープン」のみ。
  • 海外株式(5%)…「VANGUARD TOTAL WORLD STOCK ETF (VT)」のみ。
  • 会社持ち株(10%)…ESPPを購入上限まで。RSUも一部あり。外国株。
  • 確定拠出年金(5%)…購入上限まで。先進国+新興国を半々で。
  • 現金(20%)

尚、資産管理はマネーフォワードを使っています。私は一括更新と広告表示オフが使いたいためだけに有料会員になっていますが、一括更新が不要な方は無料でも十分だと思います。

全面改訂 超簡単 お金の運用術 (朝日新書)

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うねりチャート底値買い投資術―――100万円から始めて1億円を稼ぐ!

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この世でいちばん大事な「カネ」の話 (角川文庫)

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 最後に紹介しているのは、漫画家 西原理恵子さんの本。投資の本では全然ないのですが、お金に対する考え方が実体験にもとづいて書かれていて、読み物として抜群に面白いです。中高生向けのシリーズとして出版されたようですが、終盤はまさかの泣ける展開です。お金を稼ぐというのは、自身の選択肢、可能性を増やせるということ。