戦争映画といえば
まず思い浮かぶのが「ランボー」です。「ロッキー」に並ぶスタローン初期の傑作。小学生の頃に父がレンタルビデオで借りてきたのを一緒にみたわけですが、若きスタローンのアクション、物語を盛り上げる音楽、映像に魅了されたのを覚えています。クライマックスとなる慟哭シーンとそれに続く物哀しいエンディングテーマは強烈な印象でした。その後シリーズ化されますが、多くのシリーズ物がそうであるように1作目となる本作がダントツのベストです。
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中学生の時にみて、今でも自身のオールタイム・ベストに入るのがオリバー・ストーン監督の「プラトーン」。戦闘前の静寂・緊張感、負傷兵が痛みでのたうちまわる戦闘描写など、ホラー映画をみるより余程怖いと感じたのを覚えています。ストーリー、音楽、映像、役者と、全てが素晴らしく、アカデミー作品賞も大いに納得です。
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お次はポール・バーホーベン監督の「ブラックブック」。第二次世界大戦時のオランダが舞台で主人公は女性という珍しい設定。サスペンス要素が強く最後まで裏切り者が誰かハラハラする展開です。物語終盤で「悲しみはいつまで続くの…」と主人公が嗚咽するシーンは胸がしめつけられます。
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4つめはスティーブン・スピルバーグ監督の「プライベート・ライアン」。原体験としては「プラトーン」の方が衝撃的でしたが、冒頭30分の戦闘における人体破壊描写はやはり凄まじく、地獄を追体験できます。同年のアカデミー賞は本作で間違いないと言われていましたが、「恋に落ちたシェークスピア」なる誰の記憶にも残らないであろう映画がとったことでビックリしたことを覚えています。
最後は日本のドキュメンタリー映画で「ゆきゆきて、神軍」。 この時代でなければ撮れなかったであろう奇跡的な映像作品です。大岡昇平の「野火」で描かれたような地獄を体験した主人公(奥崎謙三氏)が「神軍」となり、当時の上官を徹底的に問い詰めていきます。世間一般的には完全にキ○ガイの部類に入る方なのだと思いますが、実際に映像をみると、その信念、行動力に共感する部分もあります。
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その他ですと、「地獄の黙示録」、「フルメタル・ジャケット 」、「ブラックホーク・ダウン」、「ハート・ロッカー」、「硫黄島からの手紙」、「ハクソー・リッジ」あたりも名監督達による力作だと思います。
以下は番外編。
「ランボー」に感激した少年が自主映画をつくるハートウォーム・コメディ。ホロリと泣けるストーリーです。
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映像で近代史を辿っていくドキュメンタリーシリーズです。印象的なテーマ音楽とともに興味深く衝撃的な映像がつづきます。
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オリバー・ストーン監督による長編ドキュメンタリー作品。上述の「映像の世紀」が好きな方なら文句なしに楽しめると思います。